タイのエネルギー省の摘発チームが、基準を満たさない粗悪なバイオディーゼル約520万リットルを差し押さえた。サムットプラカン県にある石油貯蔵施設で見つかったもので、アーントーン県の別の施設とのつながりも指摘されている。事案は中央捜査局(CIB)に送られ、立件される見通しである。
サムットプラカンの石油施設で520万リットルを差し押さえ
差し押さえの舞台となったのは、首都近郊サムットプラカン県にある石油会社トリプルS・ペトロリアムの貯蔵施設である。当局は5つの貯蔵タンクから、バイオディーゼルの原料であるB100の検体を5点採取して品質を調べた。その結果、基準を満たさない粗悪な燃料が大量に保管されていたことが分かったとされる。
押収量は約520万リットルにのぼる。この施設はアーントーン県にある別の石油貯蔵施設ともつながりがあるとみられ、当局は供給ルート全体を視野に入れて調べを進めている。集められた証拠はCIBに引き継がれ、関係者の刑事責任が問われることになる。
エネルギー相の摘発チームによる全国点検
今回の差し押さえを指示したのは、エネルギー相のエーカナット・プロムパン氏である。同氏のもとに置かれた特別摘発チームが、4月から全国の石油貯蔵施設を対象に立ち入り点検を広げてきた。今回のサムットプラカンの事案も、その一環として浮上したものだ。




