タイホンダ(二輪・汎用エンジン製造)が2026年のボーナスとして月給8カ月分を支給し、さらに特別手当9万6700バーツを全従業員に配ると発表した。昇給率は4.4%で、4月10日から順次支給が始まっている。
労働組合との交渉を経て決まったもので、ボーナスは6月25日に4カ月分、残り4カ月分は年内に分割支給される。特別手当はソンクラン連休の帰省・旅行資金として、連休前に一括で支払われた。
燃料危機で多くの企業が経費削減を迫られるなか、8カ月分のボーナスは製造業でも突出した水準である。タイの自動車・二輪業界ではトヨタやいすゞが5〜6カ月分が相場とされ、ホンダの厚遇ぶりが際立つ。
タイホンダはホンダの海外二輪生産の主力拠点であり、年間200万台以上を生産する。好業績の背景にはASEAN市場での二輪需要の堅調さがある。従業員への手厚い還元は、人材流出が課題となるタイ製造業において優秀な人材を引き留める戦略でもある。
日本のホンダ本社では近年、業績連動型のボーナスが主流で月給6カ月前後が一般的とされる。タイ法人の8カ月+特別手当という水準は、日本の読者にとっても驚きの数字である。





