タイの大気汚染がさらに広がった。大気汚染対策コミュニケーションセンターの4月6日午前7時の発表によると、PM2.5が基準を超えた県は50に達した。前日の42県から8県増え、タイ全77県の実に65%が汚染域に入った。
首都圏ではバンコク、パトゥムターニー、ノンタブリー、サムットプラーカーンが基準超え。北部はチェンマイ、チェンライ、メーホンソン、ナーン、パヤオ、ランプーン、ランパーン、プレー、ウッタラディット、スコータイ、ピサヌローク、ターク、カムペーンペットなど軒並み基準を超えており、依然として「危機的」な状態が続いている。
中部もナコンサワン、ウタイターニー、チャイナート、シンブリー、ロッブリーなどが新たに加わった。北部3県17郡はすでに「災害指定」を受けており、状況の深刻さが増している。
最も厄介なのは今後の見通しだ。7日間予測では改善の兆しがなく、むしろ悪化傾向が続く。4月13日から始まるソンクランの水かけ祭りの時期まで、タイ全土が粉塵に覆われたままになる可能性がある。
チェンマイのソンクラン予約はすでに半減しており、観光への打撃も顕著だ。燃料高で農家が焼畑に逆戻りする悪循環も止まっていない。外出時にはN95マスクの着用が強く推奨されている。タイ旅行を予定している人は、北部を中心に空気質情報の確認が必須だ。

