石油基金委員会(กบน.)は4月3日の会議で、ディーゼルB7への補助金を1リットルあたり6.44バーツ追加し、計20.71バーツとすることを決定した。小売価格を47.74バーツ/リットルに一時的に凍結する。
ディーゼルB20についても補助を5.58バーツ/リットル増額して22.22バーツとし、小売価格を42.74バーツに据え置く。ガソリン(ベンジン)の価格については石油販売業者が個別に発表する。
前日には補助金が削減され小売価格が47バーツ台に急騰したばかりだった。わずか1日で方針が転換された背景には、エネルギー省前でのデモや国民の強い反発があったとみられる。
補助金20.71バーツ/リットルは石油基金の財政をさらに圧迫する。基金の赤字は421億バーツに達しており、1日あたり約14億〜18億バーツの支出が続く。価格凍結は消費者の負担軽減にはなるが、基金の持続可能性には疑問が残る。
新エネルギー相は4月7日に精製コストの上限設定を協議する予定であり、根本的な構造改革に着手できるかが焦点となっている。価格凍結はあくまで時間稼ぎであり、中東情勢が長期化すれば基金の枯渇は避けられない。
