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副首相がSea出身のエコノミスト・サンティタンを財務大臣補佐に起用

経済出典:Kaohoon2026/04/02 22:00

副首相がSea Group元チーフエコノミストのサンティタン博士を財務大臣補佐に起用。タイ中銀委員とブルービック取締役を辞任し、燃料危機への経済対策チームに参加する。

副首相兼財務大臣のエクニティ・ニティタンプラサートが、著名エコノミストのサンティタン・セティアンタイ博士を財務大臣補佐に起用する方針であることが分かった。財務省関係者が明らかにした。

サンティタン氏はタイ中央銀行の金融政策委員会(กนง.)の委員やコンサルティング企業ブルービックの独立取締役を務めていたが、今回の就任に伴いいずれも辞任した。東南アジアのテック大手Sea Group(Shopeeの親会社)でチーフエコノミストを務めた経歴を持ち、デジタル経済とマクロ経済の両面に精通する人物として知られる。

起用の背景には、燃料危機への対応がある。エクニティ副首相は石油価格の構造改革や石油基金の赤字拡大への対策を急いでおり、マクロ経済の専門家をチームに加えて政策立案を強化する狙いだ。

中東情勢の長期化でタイ経済が揺れるなか、GDPが1.2〜1.6%に下方修正される厳しい局面で、民間出身の実務派エコノミストが政府の経済チームに加わることになる。サンティタン氏はSNSでの経済発信でも知られ、一般向けに分かりやすい解説を行うことでタイ国内では高い知名度を持つ。政府の経済政策への国民理解の促進も期待されている。

4月6日の閣議が最初の試金石となる。燃料危機という喫緊の課題に対し、新体制がどのような対策を打ち出すか注目される。