タイ東部チャンタブリ県のドリアン農園で6月6日朝、銃撃事件があり、農園主を含む5人が負傷した。警察によると、農園主は頭を銃で撃たれて重体だという。
事件があったのは、チャンタブリ県ターマイ郡トゥンベンチャ区にある果樹園で、6日午前9時ごろに通報が入った。負傷したのは農園主を含む5人で、農園主は頭部を撃たれて命に関わる重傷を負ったとされる。
ほかの負傷者の容体や、その場に何人がいたのかなど、詳しい状況は警察が調べている。犯人がその場にいた人物なのか、外部から押し入ったのかも含め、捜査が進められている。銃撃の動機は、現時点で明らかになっていない。
チャンタブリ県は、タイ有数のドリアンの産地として知られ、県内には数多くのドリアン農園が広がる。5月から6月にかけてはちょうど収穫の最盛期にあたり、中国などへの輸出向けに高値で取引される。「果物の王様」とも呼ばれるドリアンをめぐっては、収穫期になると盗難が相次ぎ、農園が見回りや警備を強化することもある。
タイでは合法・違法を問わず銃が比較的広く出回っており、口論や対立が銃の使用にまでエスカレートする事件が後を絶たない。果実の所有や代金、労働をめぐるもめごとが、深刻なトラブルに発展する例も指摘されている。果樹園という現場で一度に5人もの負傷者が出た今回の事件について、警察は犯人の特定と経緯の解明を急ぐとみられる。重体となっている農園主の容体が懸念される。
