タイ東北部ロイエット県で、深夜に公道でバイクを競走させていた若者51人が一斉に摘発され、改造バイク38台が押収された。住民から「夜中の騒音で眠れない」という苦情が相次いだことを受けた取り締まりだった。
深夜の国道で「暴走」、51人を拘束
取り締まりが行われたのは、5月29日の深夜から30日未明にかけて、午後11時半から午前2時半ごろ。ロイエット県ムアン郡のノンケオやケンヤイ、アートサマット郡のバンドゥーといった地区の国道215号などで、警察と行政の職員が若者を一斉に拘束した。拘束されたのは男子36人、女子15人の計51人。改造された違法なバイク38台も押収された。
公道レースや改造車の違反に問われる可能性
拘束された若者は、公道での競走や違法レースへの加担、運送規則に反する改造車の使用などの違反に問われる可能性がある。バイクの所有者も、こうした行為と知りながら使わせていた場合は責任を問われうる。押収されたバイクは証拠として保管される。
多くが未成年、親が引き取りに
拘束された若者の多くは未成年で、ほとんどは親が引き取りに来たという。警察は調書を取ったうえで事件を捜査担当に送り、今後、裁判所からの呼び出しが行われる見通しだ。
タイで繰り返される「デックウェーン」問題
深夜に改造バイクで集まり、爆音を立てて走り回る若者は、タイで「デックウェーン」と呼ばれ、長年の社会問題になっている。騒音や事故の危険から住民の苦情が絶えず、各地で取り締まりが繰り返されてきた。今回のような大規模な摘発も、その一環だ。


