タイ深南部パタニ県ムアン郡で5月31日、給油所のトイレで爆発が起きた。トイレの設備などが壊れる物的被害が出たが、けが人は伝えられていない。警察や軍が現場を調べ、爆発物処理班(EOD)が使われた物の種類を鑑定している。
給油所トイレで爆発、設備が損壊
爆発があったのは、パタニ県ムアン郡バナ地区にある給油所のトイレ。爆発で衛生設備や室内の物が壊れ、破片が周囲に飛び散った。当局の初期の見立てでは、使われたのは「大型の爆竹」か、強い圧力を伴う音の出る物の可能性があるとされるが、EODが詳しい種類を調べている段階だ。
警察と軍が捜査、防犯カメラを確認
爆発のあと、警察や軍、関係機関が現場に入り、証拠の収集と防犯カメラの映像確認を進めている。当局は、仕掛けた人物を特定して立件する方針だ。現時点で、犯行声明や容疑者は伝えられていない。
相次ぐ南部・給油所の爆発
パタニを含むタイ深南部では、給油所を狙った爆発がこのところ相次いでいる。今年2月にも同じパタニ県ムアン郡のPTT給油所2か所で、トイレに仕掛けられた爆発物が相次いで爆発し、5月には実行グループの見張り役とされる男がバンコクで逮捕された(関連記事:パタニの給油所爆破で21歳をバンコクで逮捕)。今回の爆発が一連の事件とつながるかは、まだ分かっていない。
生活の場を狙う爆発に住民は不安
給油所は、車やバイクを使う人なら誰もが日常的に立ち寄る場所だ。そこを狙った爆発は、たとえ規模が小さくても、地域の住民に不安を与える。深南部では公共の場やインフラを狙った事件が繰り返されており、当局は警戒を続けている。


