タイ中部ペッチャブリ県で、知的障害のある16歳の少女を自宅から誘い出し、性的に暴行したとして、トラック運転手の男が逮捕された。少女は妊娠1か月の状態で保護された。男は「友達になろう」などと言って少女に近づいていたという。
警察によると、男は友人を装って少女に近づき、自宅から連れ出したうえで性的に暴行した疑いが持たれている。被害者には知的障害があり、判断力の弱さにつけ込まれた形とみられる。少女は妊娠1か月で、警察に保護された。
障害のある子どもや判断力の弱い未成年が、こうした犯罪の標的にされるケースは後を絶たない。加害者が「友達」や親切な大人を装って近づく手口は典型的で、家族や周囲が普段との違いに早く気づけるかどうかが、被害の発見を左右する。
タイでは、子どもへの虐待や性被害が疑われる場合、警察の緊急通報番号191のほか、社会開発・人間安全保障省のホットライン1300で相談や通報を受け付けている。今回の事件でも、男の身柄を確保した警察が、被害少女の保護と支援を進めるとみられる。
妊娠した少女の心身のケアなど、事件のあとの支援も大きな課題となる。立場の弱い子どもをどう守るかが、あらためて問われている。
