パタヤ近郊のチョンブリ県バンラムン郡で、中国で指名手配されていた中国人のヤミ金グループ4人が、高級住宅地に潜伏していたところを摘発された。タイの警察と入国管理当局が5月30日に身柄を確保し、4人は国外退去の手続きが取られる見通しだ。
月利30%超、返済できない借り手を監禁・暴行か
当局によると、4人は中国国内で40人以上を相手に違法な貸付ネットワークを運営していたとされる。金利は月30%を超え、返済できない借り手を借りた部屋に監禁して暴行し、返済や資産の引き渡しを迫っていた疑いがある。2025年3月には中国・唐山市の当局が、違法な事業運営や秩序びん乱、違法な取り立てなどの容疑で4人の逮捕状を出していた。
パタヤ近郊の高級住宅地に潜伏
4人は、バンラムン郡のホワイヤイ、タキアンティアといった地区の高級住宅地に身を隠していた。逮捕されたのはチャン・チュアイ容疑者(34)、コー容疑者(36)、34歳の中国人女性、ヤン容疑者(34)の4人。タイの警察、入国管理局、中央捜査局(CIB)が連携して摘発にあたった。
在留資格を取り消し、国外退去へ
4人のうち3人はすでに在留資格を取り消され、残る1人はビザの超過滞在の疑いがあるという。3人はスワンプルーの入国管理局に、ヤン容疑者はホワイヤイ警察署に移され、法的手続きを経て国外退去となる見通しだ。
中国系犯罪グループの「逃げ込み先」に
タイは近年、中国で罪に問われた人物や中国系の犯罪グループが身を隠す先になっているとの指摘がある。観光ビザや長期滞在の制度を使って入国し、住宅街に紛れて活動する手口が問題視されてきた。当局は入管と捜査機関が連携し、こうした外国人犯罪への取り締まりを強めている。


