タイ政府の購買補助プログラム「タイ助けタイプラス(ไทยช่วยไทย พลัส 60/40)」の登録受付が、2026年5月25日(月)午前6時にスタートした。登録は毎日午前6時から午後10時までの間、スマートフォンアプリ「PaoTang(เป๋าตัง)」を通じて行う。定員は3,000万人で、1人あたり総額4,000バーツの給付を6月1日から9月30日までの4か月にわたって受けられる。資格はタイ国籍を持つ18歳以上で有効な身分証を保有する人、福祉プログラムから停止処分を受けていない人、5月18日時点で「福祉カード(บัตรสวัสดิการแห่งรัฐ)」を保有していない人に限られる。本サイトでは登録初日に向けてブリーラム県の市民が深夜から携帯前で待機する事例、チャイナット県の61歳女性がデジタル登録の壁で権利を放棄する事例を伝えてきたが、ついに登録開始の朝を迎えた形になる。
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5月25日午前6時から、毎日午前6時〜午後10時に登録受付
タイ助けタイプラスの登録受付時間は、5月25日午前6時から開始し、その後毎日午前6時〜午後10時の間に行える形になる。一日中の受付ではなく、夜10時で締め切られて翌日午前6時に再開する仕組み。登録手続きはスマートフォンアプリ「PaoTang」を通じて行う必要があり、銀行窓口での代理登録は一般市民向けには想定されていない。
定員3,000万人、月1,000バーツ・総額4,000バーツの給付
プログラムの枠は3,000万人で、先着順での登録となる。給付額は1人あたり月1,000バーツで、政府が60%(600バーツ)、市民が40%(400バーツ)を負担する仕組み。期間は2026年6月1日から9月30日までの4か月で、満額の場合は1人あたり合計4,000バーツの給付になる。タイバーツ換算で約18,400円相当となり、地方の低所得世帯にとっては食料品・日用品の購入で大きな助けとなる。
登録方法はPaoTangアプリ専用、3ステップ完結
登録の手順は次のとおり。
- (a)スマートフォンでPaoTangアプリを開く
- (b)タイ助けタイプラスのプログラムを選択する
- (c)利用規約を確認のうえ「ลงทะเบียน(登録)」ボタンをタップして本人確認に進む
本人確認には顔認証(セルフィー撮影)が必須で、登録者の身分証情報とアプリ内のデータを照合する。タイで広く利用されているPaoTangアプリは政府発行の福祉プログラムやデジタル決済を集約した存在で、過去のクーポン・補助プログラムでも本人確認の中核を担ってきた。
資格は18歳以上タイ国民、福祉カード保持者は対象外
登録できる人の主な要件は以下の通り。
- タイ国籍を保有
- 満18歳以上
- 有効な身分証(ID)を保有
- 既存の政府福祉プログラムから停止処分を受けていない
- 5月18日時点で「福祉カード(บัตรสวัสดิการแห่งรัฐ)」を保有していない
最後の要件は重要で、福祉カードを持っている層は既に別の月次補助を受けているため、タイ助けタイプラスの対象からは除外される設計。低所得層には別の福祉プログラム、中間所得層〜やや厳しい状況の層にはタイ助けタイプラスという、二段構えの補助設計になっている。
5/18時点で福祉カードを持たない中間層がターゲット
タイ助けタイプラスの設計上の特徴は、最貧困層をすでに支援している福祉カード制度の対象外となる「中間所得から低所得寄りの中間層」を狙ったものになっている点だ。福祉カードを保有する層には別の支援が継続される一方、タイ助けタイプラスは「家計が厳しいが福祉カードまでは交付されていない人」が中心的なターゲット。この仕組みで政府は福祉支出の重複を避けつつ、幅広い層に消費刺激と購買力補強を行う狙いがある。
登録初日、市民の必死さとデジタル格差が並行
本サイトはここまで、登録初日に向けてブリーラム県の47歳女性が「眠らず最初の一人を目指す」と必死に待機する姿、チャイナット県の61歳女性が「やり方が分からない・登録に間に合わない」と権利を放棄する姿、ナコンラチャシマ「ザ・モール」のクルンタイ銀行窓口に並ぶ長蛇の列を伝えてきた。5月25日午前6時の登録開始からの数時間で、3,000万人の枠がどのように消化されるか、そして政府のサーバー対応・代理サポート対応が試される段階に入っている。本サイトでは午前中の登録状況・銀行窓口の混雑・技術的なトラブルの発生有無を続報で伝える予定。