タイ政府の購買補助プログラム「タイ助けタイプラス60/40」の登録初日となった2026年5月25日午前6時、申込みに殺到した市民の集中アクセスでスマートフォンアプリ「PaoTang(เป๋าตัง)」が一時的にクラッシュし、午前6時10分の段階で「アプリに入れない」「ログインできない」との声がSNSに溢れた。ハッシュタグ「#ไทยช่วยไทยพลัส」「#เป๋าตัง」はXのトレンドに浮上。一方で、登録自体は同時並行で猛スピードで進み、午前6時30分の時点では総定員3,000万人のうち残り18,263,331件まで減少、つまり開始30分で約1,200万件が登録完了していた計算になる。Kasikornbankは「システム拡張後、秒間70万トランザクションを処理した」「23分で1,000万人の登録が成功した」と報告した。
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5月25日午前6時10分、PaoTangアプリが一時クラッシュ
タイ助けタイプラス60/40の登録は5月25日午前6時にスタート、その瞬間からPaoTangアプリへのアクセスが急増した。約10分後の午前6時10分時点で「アプリに入れない」「ログインボタンを押しても進まない」「OTPコードが届かない」などの不具合報告がSNSで噴出。具体的にどの機能(サーバー応答、ログイン認証、顔認証、OTP送信、データベース照会など)がボトルネックになったのかは公式発表されていないが、登録初日特有の集中アクセスでシステム全体が一時的に応答困難になったとみられる。
Xでハッシュタグがトレンドのトップに浮上
不具合の報告と並行して、X(旧Twitter)上ではハッシュタグ「#ไทยช่วยไทยพลัส」(タイ助けタイプラス)と「#เป๋าตัง」(PaoTang)が国内トレンドの上位に浮上した。ユーザーの投稿には「30分粘ってログインできない」「アプリが落ちて再起動を繰り返している」「銀行窓口に走ろうか迷っている」「3000万人枠の先着順なので焦る」など、登録初日の現場の混乱がリアルタイムで共有された。
一方で、30分で1,200万件が登録完了
不具合報告が広がる一方、登録自体は猛スピードで進んでいた。タイ助けタイプラスの公式確認サイト(www.ไทยช่วยไทยพลัส.th)で残り枠を見ると、午前6時30分の時点で残り18,263,331件。つまり開始30分で約1,200万件が登録を完了した計算になる。アプリにアクセスできた一部の市民が一斉に登録を済ませた結果、3,000万人の枠の4割超が30分で消化された形だ。
Kasikornbank「秒70万トランザクション処理、23分で1,000万件」
タイの主要商業銀行Kasikornbank(KBANK)は登録初日の処理状況について報告を出した。「システム拡張を実施しており、秒間70万トランザクションを処理した」「開始から23分以内に1,000万人の登録が成功した」とし、銀行側のシステム拡張で大半のリクエストを捌けたと説明。タイの大型給付プログラムでは過去にもピーク時のサーバー過負荷が問題になっており、今回はクラウドインフラの事前増強がある程度効いた結果と言える。
残り1,800万件で「先着順」のプレッシャー継続
3,000万件の定員のうち、6時30分時点で1,200万件以上が登録済み、残り1,800万件。タイ助けタイプラスは先着順での登録となるため、定員に達した時点で締め切られる仕組み。本日の登録は午後10時まで受付が続くが、午前中だけで枠が埋まる可能性も視野に入ってきた。アプリの不具合で登録できなかった市民にとっては「再アクセスのタイミング次第で枠を逃す」という焦りが続く展開になっている。
「眠らずに待った」「諦めて寝た」、本サイトが伝えてきた登録初日の二つの側面
本サイトでは登録初日に向けて、ブリーラム県の47歳女性が「眠らず最初の一人を目指す」と必死に待機する姿、チャイナット県の61歳女性が「やり方が分からない」と権利を放棄する姿、そして登録開始の正式報告を伝えてきた。今回のPaoTangクラッシュ報告と30分1,200万件の登録は、これらの市民の「努力と諦め」が現実の数字となって表れた朝の様子をそのまま映し出している。本サイトでは午後の進捗(残り枠数、ピーク時間の銀行窓口対応、トラブル解消の発表)を続報で伝える予定。

