タイ・シーサーケート県シーサーケート市のシーウィセート通り(シーサーケート市警察署裏)で建設中だった5階建ての警察職員住宅(警察寮)で2026年5月25日午前10時、建設現場の5階で梁(コンクリート梁)が崩落、作業員が複数人地面まで転落する事故が発生した。2人が死亡、1人が重傷、もう1人は崩落の瞬間に梁に必死で掴まって辛うじて生還するという、奇跡的な脱出劇も同時に展開された。生還した作業員は「目の前で同僚が地面に落ちていく衝撃の瞬間」を目撃したと証言している。事故現場には木材、鉄、足場の破片が大量に散乱、地面には強烈な衝突跡が残った。シーサーケート市警察署の副捜査官アクラポン・テウェーラ警部補が捜査を担当、県警察副司令官チャヤゴーン・テーサバムルン警察大佐が現場確認に入った。
5月25日午前10時、警察寮5階で梁倒壊
事故が起きたのはシーサーケート県シーサーケート市内、シーサーケート市警察署裏のシーウィセート通り沿いに建設中だった5階建ての警察職員住宅(警察寮)。1階は柱だけのピロティ式オープンスペース、2〜5階は警察官の住居用に設計されていた。5階の建設作業中、午前10時頃に梁が崩落、その上で作業していた複数人の作業員が一気に地面まで転落した。
作業員2人死亡、1人重傷+1人は梁に掴まり奇跡生還
事故による被害は以下のとおり。
- 死亡: 2人(5階から地面まで転落、地面への衝突で即死とみられる)
- 重傷: 1人(地面で重い負傷)
- 生還: 1人(崩落の瞬間に上方の梁に必死で掴まり、地面まで落ちなかった)
奇跡的に生還した作業員は救助され、無事を確認された。同氏の証言によれば「友達が目の前で地面に落ちていく衝撃の瞬間」を間近で見たという。
警察+救急隊+救助団が現場対応
通報を受けたシーサーケート市警察署はただちに救急隊と救助団に出動を要請。県警察副司令官チャヤゴーン・テーサバムルン警察大佐、シーサーケート市警察署副司令官アピラック・ブンナック警部補ら関係者も現場に入って状況を確認した。事故現場では木材、鉄筋、足場(ナンラーン)の破片が広範囲に散乱、地面には激しい衝突痕が残っていた。
警察寮の建設工事、安全管理の責任問題が焦点
事故が起きたのは警察組織自身が発注主・利用者となる建設プロジェクトという点で、安全管理の責任問題が特に注目を集める。タイの建設業では、足場の組み立て・梁の支持体・コンクリート打設の段階での事故が時々報じられているが、警察寮という政府関連の建設で死亡事故が起きたケースは社会的な関心が高い。施工業者の安全管理、現場監督者の責任、警察側の発注管理の3つの軸で、責任の所在が問われることになりそうだ。
今後の捜査、施工業者+発注者の責任追及へ
シーサーケート市警察署は事故の原因究明と関係者の責任追及を進める方針。具体的には、(1)梁倒壊の構造的原因(設計・施工不良、材料の品質不足、コンクリート打設のタイミング)、(2)足場の組み立てに不備がなかったか、(3)現場監督者の安全管理体制、(4)死亡作業員の家族への補償、(5)業者と警察側の発注管理責任の5点が今後の焦点。本サイトでは事故原因の究明結果と関係者の対応について続報を伝える予定。