タイ・ソンクラ県ナータウィー郡タプチャーン町で5月24日、自宅のバスルーム横にあるブース内でスマートフォンの充電ケーブルを差そうとした32歳の男性、ブンパン氏が、バスルームの梁(はり)に乗ったキングコブラ(งูจงอาง)に頭をかかげて威嚇され、震え上がる事案が起きた。男性は地元の毒蛇捕獲ボランティア「アースラピット・アサピタクング」(ソンクラ県毒蛇捕獲ボランティアチーム)に通報し、出動した隊員のタウィーサック・ブンセット氏が約3メートルのキングコブラを慎重に捕獲、人家から遠く離れた自然の森に放した。例によって地元の宝くじ予想家(セイエンファイ)はコブラの長さや出現場所を「ラッキー数字」として6月1日の抽選分に賭ける動きをすでに見せている。
バスルームのビームに3mキングコブラが頭を上げて威嚇
事案が起きたのはソンクラ県ナータウィー郡タプチャーン町モ1にあるブンパン氏(32歳)の自宅。バスルームの脇にあるブース内でスマートフォンの充電ケーブルを差そうと近づいたところ、頭上の梁に巨大なキングコブラが鎮座しており、ブンパン氏に向かって頭を高く持ち上げて威嚇姿勢を取った。
県の毒蛇捕獲ボランティアが出動、慎重に捕獲
ブンパン氏は震え上がりながらも県内の毒蛇捕獲ボランティアチームに連絡を入れた。当時ナータウィー郡内で他の任務にあたっていたタウィーサック氏が連絡を受けて即座に道具を持って現場に駆けつけた。バスルームに入ると、梁の上でキングコブラが激しく頭を持ち上げ続けていた。タウィーサック氏は捕獲用の専用器具を使い、噛まれないよう距離を保ちながら作業を進め、短時間で梁から下ろすことに成功した。
体長約3メートル、人家から離れた自然の森へ
捕獲したコブラを測ったところ、体長はおよそ3メートル。袋に入れて、人が住むエリアから遠く離れた自然の森に放す段取りが取られた。キングコブラはタイの森林地帯に広く生息するが、世界最長の毒蛇として知られ、その毒は神経毒で人間に致命傷を与える。住宅の梁という閉鎖空間で遭遇した場合、咬まれれば助からない可能性が高い。
宝くじ予想家が「コブラの数字」を即出し、6月1日抽選に向けて
タイでは突然の動物との遭遇や奇妙な出来事を、政府発行の宝くじ(สลากกินแบ่งรัฐบาล)のラッキー数字として読み解く文化が根強く、地元のセイエンファイ(宝くじ予想家)は今回もすぐに「コブラの数字」の解釈を始めた。住所の番地、コブラの体長、ブンパン氏の年齢などを組み合わせ、6月1日抽選分に向けた予想数字がSNSやマーケットで早速取り沙汰されている。タイでは異変や事故の現場に宝くじ売りが急行する光景はもはや日常で、今回も「キングコブラ宝くじ」というタグがSNS上で広がっている。