バンコク・トンブリー区のタクシン通りで2026年5月15日午前1時30分、メルセデスベンツE300が前方を走っていた6輪トラックの後部に高速で追突した。乗っていた38歳のタイ人男性が即死、車両はフロント全体が大破した。事故現場はターパラ交差点方面の左車線、3車線道路の一角だ。トンブリー区はバンコク川向こうの住宅・オフィスエリアで、日本人居住者も多い動線にある。深夜帯の高速衝突という典型的な単独事故パターンが浮かび上がる。
現場はタクシン通りの左車線、車両大破
事故が発生したのはトンブリー区ブッカロー町のタクシン通り、ターパラ交差点方面の左車線。3車線道路の一番外側を走っていたメルセデスベンツE300スポーツ2ドア(黒、バンコク登録ナンバー)が、前を行く6輪トラックの後部に高速で突っ込んだ。フロント部分は完全に潰れ、車体は走行不能になった。タラート・プルー警察署のパリタット・ヴィプリヤノン警部補(捜査担当)が通報を受けて現場へ向かい、シリラート病院の法医、ポー・テック・トゥン財団の救援隊員も同行した。
38歳男性が即死、白シャツ姿で確認
亡くなったのは38歳のタイ人男性プーリッチ氏(姓は伏せられている)。白の長袖シャツ(オレンジの柄入り)にジーンズを履いた状態で発見された。即死だった。警察は身元と遺族への連絡を進めるとともに、車両の運転状況・血中アルコール濃度・スマートフォン使用履歴などを調べる方針だ。
目撃証言「速度を上げてブレーキなし、全力で衝突」
現場近くで工事に当たっていた作業員が、ベンツが事故直前に通った様子を目撃していた。証言によると「速度が上がっていく状態でブレーキの形跡がなく、全力で追突した」。深夜のタクシン通りは交通量が少なく、流れに乗って高速で走る車両が出やすい時間帯だ。同区間は片側3車線で見通しも良いが、その分スピードを上げやすく、前方の大型車に気づくのが遅れると致命的な事故につながる。
バンコク在住者への注意点
タクシン通りはバンコク川を渡ったトンブリー側の幹線で、サパーン・タクシン駅・スクンビット方面とのアクセス動線として使われる。深夜帯の同区間は、貨物トラック・配送車両・夜勤帰りの乗用車が混在する。シーカーズ周辺・タラート・プルー駅周辺で運転する在住者は、午前1〜4時の時間帯にトラックの低速走行に追いつくケースを想定しておきたい。ベンツE300のような大型セダンでも、時速80kmを超えた状態で減速せずに大型車にぶつかれば、エアバッグやシートベルトでは命を守りきれない。シートベルトに加え、深夜の速度コントロールが現実的な対策になる。