タイのリゾート観光地パトン(プーケット県カトゥー郡)のセルフストレージで5月13日午前、貸ロッカーの中から銃5丁と弾薬約100発が発見された。ロッカーを借りていたのはスウェーデン国籍の男性で、4ヶ月以上家賃を滞納し連絡も取れない状態だった。日本人観光客が連日訪れる繁華街のすぐ近くで、出処不明の銃器が長期保管されていたという話は、在タイ日本人にとっても看過しがたい治安情報だ。
発見はパトン中心部の有名商業施設内
警察に通報したのは、パトン区ラート・ウティット200年通りにある「Mespace Self Storage Patong」を運営する企業の代理人。受託者キラコーン・チェオチャーン氏が、5月13日正午ごろにパトン警察署へ連絡を入れた。パトン警察署のスラチャート警部(捜査担当)が現場へ向かい、施設2階のロッカー2184番を開けた。
ロッカーの中身は銃5丁・弾薬約100発
開錠されたロッカーからは、銃5丁と弾薬約100発がまとめて見つかった。本数も種類もすぐに公表されていないが、警察は出処と入手経路の特定を急いでいる。住居用ではない貸ロッカーに長期保管されていた点、家賃滞納で借主と連絡が取れない点から、何らかの違法目的が疑われている。
借主は4ヶ月以上家賃滞納、連絡不通
施設代理人によれば、ロッカーは「エルミ・アハメド・モハメド」(Mr. Elmi Ahmed Mohamed)の名前で借りられており、契約書類上はスウェーデン国籍。4ヶ月以上家賃が払われず、登録された連絡先にも反応がない状態が続いていた。代理人は契約条項にもとづく強制開錠の手続きをとり、その過程で銃器を発見した経緯だ。
パトンは外国人犯罪の取締り対象
パトンはプーケットの代名詞的な繁華街で、日本人観光客もムエタイ観戦・ナイトスポット・ビーチ目的で訪れる定番エリア。一方で外国人犯罪の温床としても繰り返し報じられてきた場所で、近年は外国人ノミニー(名義貸し)摘発や違法ビジネスへの取締りが続いている。今回の銃器発見も、その流れの中でパトン警察が威信をかけて出処を追う形になりそうだ。
在タイ日本人観光客が押さえておきたい点
パトン繁華街でナイトクラブやバーを利用する場合、外国人同士のトラブルに巻き込まれないために夜の独り歩きを避けることが、これまで以上に意味を持つ場面だ。今回の銃器がどのような目的で保管されていたかは現時点で不明だが、繁華街の中心部で5丁単位の銃器が眠っていた事実は、夜の遊び場の裏で何が動いているかを示唆する。タイ警察の動きと、現地報道の続報には注視したい。