スティーブン・ジェラードら元世界的サッカー選手5人がバンコクのラジャダムヌンスタジアムを訪れ、タイのムエタイレジェンド・ブアカウとともにムエタイ文化を体験した。5月9-10日にバンコクで開かれたLiving Legends Football Festivalに合わせた訪タイで、欧州黄金期を支えた顔ぶれがそろってタイの国技ムエタイの聖地に立ち寄る形となった。在タイ日本人サッカーファンにとっても、テレビでしか見られないレジェンドを身近に感じる出来事だ。
ラジャダムヌンを訪れた5人の顔ぶれ
タイの英字紙Khaosod Englishによると、ラジャダムヌンに足を運んだのはSteven Gerrard、Steve McManaman、Michel Salgado、Claude Makelele、Quinton Fortuneの5人。1990年代後半から2000年代の欧州サッカー黄金期を彩った中心選手で、リバプール、レアル・マドリード、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドといった名門クラブで結果を残した経歴を持つ。バンコク滞在中、ムエタイの聖地として国内外に知られるラジャダムヌンに立ち寄り、タイの伝統格闘技の空気を味わった。
ジェラードがブアカウとトレーニング
ジェラードはタイのムエタイレジェンドであるブアカウ・バンチャメークと並び、ムエタイの基本動作を体験した。サッカーとムエタイ、両国を代表するスター同士がリングに並ぶ機会は珍しい。タイ国内ではサッカーとムエタイは並行して人気を持つジャンルで、両者の交流イベントはスポーツファンの間で話題性が高い。
主会場はバンコク・スクンビット、EMSPHEREのUOB LIVE
イベント本体のLiving Legends Football Festivalは5月9-10日に、バンコク・スクンビット地区の複合商業施設EMSPHERE併設のUOB LIVEで開催された。5人のサッカーレジェンドと、ブアカウやタイの俳優陣によるエキシビションマッチ、Meet & Greet、ファン交流イベントが行われた。主催はタイのインフルエンサー事務所Influos。SNS時代らしく、選手たちのバンコク観光やタイ料理体験も並行して動画コンテンツ化された。
タイのスター招聘モデルが進化
世界的なサッカーレジェンドをタイに招き、ムエタイ・タイ料理・観光をセットで体験させる流れは、ここ数年で目立ってきた。試合だけでなく、滞在中の活動全部をコンテンツ化することで、メディア露出とSNS拡散を最大化する仕組みだ。在タイ日本人にとっては、世界のスターをバンコク市内のあちこちで偶然見かけられるチャンスが増えていることになる。次に来るレジェンドが誰になるか、現地サッカーファンの関心も高まりそうだ。