タイ・ウドンタニ県バンドゥン郡バンムアン町にあるカムチャノット聖地(ワンナーキン・カムチャノット)で2026年4月27日、巨大な蛇がシリスットー祖父神の祠の上に出現する場面が目撃され、SNSでバイラル拡散している。例年は5月の年次大祭前に1回現れる現象だが、2026年は同様の出現が既に3回目となっており、信者の間で「祖父神の顕現」「お告げ」と受け止められている。
カムチャノット聖地はタイ東北部のナーガ(蛇神)信仰の中心地として知られ、シリスットー祖父神とパトゥムマー祖母神を祀る祠が島中央にある。今回は祠周辺で巨大な蛇が祠の上に這い上がる姿が、参拝者のスマートフォンによって複数アングルで撮影され、現地に「サードゥー(感謝)」の声が上がった。
同じ4月27日には、カムチャノット聖地内のシャノット(ジャノット)の大木が倒れて参拝路のナーガ像を傷つけるという別の出来事も発生した。2つの出来事が連続したことで、5月1日に予定される年次大祭(祖父神・祖母神の衣装替え儀式)を前にした「特別なお告げ」とする見方が信者の間で広がっている。
地元のポンサック・シーチャナ氏(バンムアン町長兼カムチャノット委員会議長)とカンパーン・プラジャンポン氏(59歳・祭事リーダー)は、こうした蛇の出現現象が大祭前に毎年起きると証言している。ただし2026年は4月時点で3回目という多さで、地元住民にとっても珍しい年となっている。
タイの宝くじ文化では、神霊にまつわる出来事や偶然の数字が「ラッキーナンバー」として直結し、関連する番号が市場で即完売する現象がよく見られる。今回も蛇の出現の日付や宗教モチーフから、「7」が含まれる番号が宝くじ売り場で売り切れる事態となった。タイの庶民文化と神霊信仰が日常レベルで結びついている例として、改めて注目されている。