タイ・パタヤ市バンラムン地区マブプラチャン貯水池沿いの道路で、2026年4月26日午後8時45分頃、17歳の少女が走行中のピックアップ・トラックの左側にしがみつき、そのまま路上に落下する事件が発生した。少女は3日前に出会った30歳の男性運転手から性的虐待を受け、貯水池周辺で置き去りにされそうになった瞬間に車にしがみついたと両親は説明している。両親はノンプルー警察署に未成年への性的虐待で告訴した。
少女と男性が出会ったのは4月23日。少女は男性から「仕事探しを手伝う」と声をかけられ、ともに行動するようになった。その後パタヤ市内ソイヌンプルーのホテルで性的活動があり、バーベキューレストランを経由した上で、男性が運転するピックアップ・トラックでマブプラチャン貯水池周辺をドライブする流れになっていた。
事件が起きたのはこのドライブ中。少女はホテルから逃げられない状況に置かれていたうえ、男性が路上で置き去りにしようとしたと感じたため、走り出したピックアップ・トラックの左側に自らしがみついて離れまいとした。男性が車のハンドルを切ると、少女は車体から振り落とされて道路に投げ出された。
その様子を目撃したのが23歳のバイク運転手「ミックス」氏。ミックス氏は走り去ろうとするトラックにしがみついた少女の姿をスマートフォンで撮影しながら、ピックアップを追跡したと現地紙が伝えている。少女の怪我は擦り傷と打撲を中心とした軽傷で、命に別状はなかった。
ノンプルー警察署は事件の状況を把握し、男性運転手の身元と当日の行動経路の特定を進めている。両親は「未成年の娘が知らない男性に性的虐待を受け、走行中の車から路上に振り落とされた」と訴え、最終的な責任追及まで進める方針を表明している。日本人の感覚では「17歳の少女がピックアップ・トラックにしがみついて振り落とされる」場面そのものが衝撃だが、パタヤの夜間の繁華街と郊外の貯水池エリアでは、こうした未成年を巻き込む犯罪が散発しており、家族の間で同行先の管理が改めて呼びかけられている。