日本人観光客に人気のカオヤイ国立公園が、水不足でテント場を4月24日から30日まで一時閉鎖する。公園内には地下水井戸がなく、自然水源のみに依存する設備で、ラム・タコンの水量が観光客用に足りなくなったためである。5月上旬の降雨まで、キャンプ希望者は他の宿泊施設への切り替えが必要となる。
Khaosodによると、4月20日にカオヤイ国立公園のチャイヤー・フアイホントーン公園長が発表した。タイ北部・中部で続く乾季の影響で、ヘウ・スワット滝やヘウ・ナロック滝の美しい水量も減少し、一部の自然水路は水が濁り、干上がり始めている状況だ。
テント場の運営は自然水に頼る仕組みである。ラム・タコン(川)から汲み上げた水を貯水タンクに溜めて観光客に供給している。通常の乾季は何とか運用できるが、今年は雨の到来が遅く、川の水量そのものが限界に達した。
公園内には地下水を掘り上げる井戸が一切ない。自然水源のみに依存する設計で、降雨パターンの変化に直接影響を受ける脆弱性がある。「代替水源がないため、雨を待つしかない」との公園長の説明は、タイの国立公園管理の構造的課題を示している。
閉鎖期間は4月24日から30日の1週間である。この期間にカオヤイ訪問を予定していた観光客には、他の宿泊施設(近隣のリゾートホテル、ロッジ、ゲストハウス)への切り替えか、訪問時期を5月以降にずらす選択が求められる。
5月上旬の雨が予想の鍵である。タイの雨季は5月から10月頃が中心で、今年も5月第1週頃から降雨が始まる見通しである。雨が降れば川の水量と水質が回復し、テント場の運用が再開される。
カオヤイ国立公園は野生の象、滝、森林トレッキング、ワイン畑など多彩な観光資源を持ち、日本人駐在員と旅行者の週末旅行先として定番である。今回のテント場閉鎖は特にキャンプ・アウトドア目的の訪問計画に影響する。
観光客は公式サイトとSNSで最新情報を確認してから訪問を計画したい。キャンプ以外の訪問(日帰りハイキング、象の観察ツアー、近隣宿泊でのアクセス)は引き続き可能だが、公園内の水資源の状況は日々変わる可能性があるため柔軟な対応が求められる。