パタヤのウォーキングストリートで大麻店オーナーを射殺した警察官について、チョンブリー県警は19日朝に殺人罪での立件を正式に発表した。あわせて銃器法違反で送検し、重大規律審査委員会の設置と懲戒免職を決定した。
パタヤ市警察署のアネク署長(พ.ต.อ.เอนก สระทองอยู่)がKhaosodの取材に応じた。容疑者はパタヤ市警察署捜査部の副官、階級はポリスサブ副警部補(ร.ต.ต.)。名前はジーラサク・シーカッタナーム(54)と発表された。現場では非番で酒に酔っていた。
事件の発端は、酒席での口論だった。容疑者は何らかのトラブルから拳銃を抜き、公の場で発砲したという。大麻店のオーナーが止めに入り、2発を受けて死亡した流れは既報の通りである。動機の詳細については「さらに詳しく調査する」と署長は述べた。
今回の送検罪状は3点である。殺人罪に加え、銃器法違反として「公の場での発砲」と「正当な理由のない公共の場での拳銃携帯」も問われる。非番の私的な飲酒で携帯したサービスウェポンの扱いが焦点になりそうだ。
規律処分も速かった。事件発生から9時間余りの19日午前9時の時点で、警察は重大規律審査委員会の設置を決定し、ジーラサク容疑者の懲戒免職処分を命じた。タイの警察規律審査は通常もっと時間がかかることが多く、今回の即断は世論とメディアの関心を強く意識した判断である。
タイ警察によるサービスウェポンの私的使用は、2022年ノンブアランプーの保育園乱射事件(元警察官が子供を含む37人を殺害)以降、繰り返し問題視されている。飲酒後の拳銃携帯は内規で禁止されているが、ソンクラン期などの休暇シーズンでは規律違反が続発してきた。
大麻合法化から3年、パタヤのウォーキングストリートは大麻店が観光客にとっての新たな名物になりつつある。その一角での悲劇が、警察の信頼と大麻店経営者の安全の両方に影を落とす結果となった。


