前日に発生したナーン県パワ郡のピックアップ横転事故で、搬送先の病院で1人が新たに死亡した。死者は合計9人となり、そのうち4人が近隣の学校生徒であることが分かった。学校側は公式SNSで追悼のコメントを投稿している。
事故現場は国道1256号線、パワからドイ・プーカー国立公園、ボクルアに至る山道の「フアイイェン・カーブ」と呼ばれる危険箇所。ピックアップトラックがカーブを曲がりきれず路外に逸脱した。発生直後の現場では死者5人・負傷者14人だったが、その後の容態悪化で死者は増え続けた。
4人の生徒はいずれもパワ郡内の学校に通う若者で、家族や友人が病院に駆けつけた。学校関係者は「まだ夢のようだ」と地元メディアに語った。犠牲者のうち残り5人は成人で、地元住民だったとみられる。
ナーン県知事は警察に対し、原因究明と遺族への迅速な支援を指示した。補償金は1人あたり最大30万バーツ(約130万円)が支給される見込みである。
事故原因について警察は「スピード超過またはブレーキの不具合」の両面で捜査を進めている。ソンクラン後の山岳道路の事故は例年多発しており、タイ北部の山道では「ピックアップの荷台に多人数を乗せる慣習」が事故被害を拡大させる要因として長年指摘されてきた。
今回の事故では乗車人数が当初の発表より多かった可能性もあり、捜査の進展が待たれる。北部の山岳観光はソンクラン明けの人気ルートだが、安全対策の見直しは避けられない情勢である。