チェンマイ県北部で4月18日夕方、夏の嵐と雹嵐が広範囲を襲った。標高1400メートルのドイ・アンカーン高原は雹が降り積もり「雪が降ったかのような」白い風景に変わった。同県防災減災課によると、県北部の4郡8区で家屋や樹木の被害が報告されている。
発表したのはチェンマイ県防災減災課のワッタナー・デーチャ課長で、時刻は18時。チャイプラカーン郡のシーダムエン区・メータルップ区、ファーン郡のメーンゴン区・サントライ区、チェンダオ郡のピンコーン区・トゥンカーオプアン区、メーアーイ郡のメーサーオ区・タートン区の合わせて8区で強風雨と雹が降ったと報告された。
被害が目立ったのはチェンダオ郡で、道路沿いの街路樹が複数倒れ、住宅にも被害が出ている。ほかの郡でも雨と雹の被害状況を調査中としている。人的被害は今のところ報告されていない。
ドイ・アンカーンは17時30分頃に雹が降り始め、ファーン郡メーンゴン区の一帯で地表が白一面に変わった。標高が1400メートルを超えるこの山岳地は、タイ北部でも最も冷涼な場所として観光客に人気で、王室プロジェクトの花畑や露天コーヒーで知られる。今回の雹は、北部がPM2.5で覆われていた最中に天候が急変した形である。
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タイではこの時期、暑季末の不安定な大気が原因で夏の嵐が各地を襲う。北部のPM2.5危機が続くなか、雹と豪雨は山火事の鎮火や大気の一時的な浄化には寄与するが、観光地と農業には打撃となる。ドイ・アンカーンを訪れる予定のある旅行者は天候急変への備えを怠れない。