駐車中の電気自動車から突然煙が噴き出す事案がSNSで大きな話題になっている。充電中でもなく、事前の警告もなかった。購入からわずか5か月、走行距離約1万3,000キロの新しい車である。
オーナーによると、午後9時に帰宅してバッテリー残量51%のまま充電せずに駐車した。深夜0時32分ごろ、車体後部の下から煙が噴き出しているのを発見。慌ててスライドカーを呼び、ディーラーに搬送した。それまで毎日使っており、異常を知らせる警告灯は一度も点灯していなかったという。
EVの情報を発信する「EV Thailand」ページが3つの可能性を分析した。1つ目はエアコンの冷媒や冷却系統からの漏れで、高温の配管に液体が触れて蒸気が発生するケース。2つ目はバッテリーの局所的な異常加熱。3つ目は電気系統のショートである。いずれも猛暑の影響で発生しやすくなるとされる。
タイ全土では42度の猛暑が続いており、屋外に駐車した車の車内温度は60度を超える。EVのバッテリーは高温に弱く、異常加熱のリスクが普段より高まる時期である。
タイではEVの普及が急速に進んでいるが、猛暑下での安全性への不安はまだ払拭されていない。今回のケースは幸い火災には至らなかったものの、「駐車中・非充電・新車」という条件で煙が出たことで、EV所有者の間に動揺が広がっている。


