オンライン詐欺の被害者をさらに騙す「二重詐欺」を行っていた36歳の女が、バンスー駅前で技術犯罪捜査局に逮捕された。Facebookに偽の警察ページを作り「お金を取り戻してあげる」と持ちかけて、被害者からさらに数十万バーツを騙し取っていた。
手口は巧妙である。まず詐欺グループがFacebook上に本物そっくりの警察ページを開設する。オンライン詐欺の被害に遭って助けを求めている人がこのページにたどり着くと、「被害金を回収できる」と連絡してくる。信じた被害者が手数料や手続き費用の名目でさらに送金すると、そのまま持ち逃げされる。
逮捕されたサシトーン容疑者(通称フォン)の役割は、不正な銀行口座の提供だった。Messengerで顔認証スキャンを行って口座を開設し、詐欺グループに渡していた。報酬は1日わずか500バーツである。サケーオ県裁判所が1月20日に発行した逮捕令状に基づき身柄を確保された。
容疑は共同詐欺、虚偽情報のコンピューターシステムへの入力、テクノロジー犯罪のための口座提供と多岐にわたる。クローンハート警察署に移送され、正式に起訴される見通しである。
タイではオンライン詐欺が深刻な社会問題になっているが、その被害者をさらに食い物にする「二重詐欺」は悪質さの次元が違う。詐欺に遭った後に「取り返す」と言ってくるSNSの連絡には、くれぐれも応じてはならない。





