タイの2026年4月23日の猛暑の中、タイの旅行代金のビジネスや駐車場でよく使われるピックアップトラックが、炎天下に放置されていた車内の500mlペットボトルが原因で火災を起こし全焼した。オーナーも消火しようとして全身を火傷し、病院に緊急搬送された。
事故の経緯
4月15日(ソンクラーン期間)午後5時30分ごろ、タック県メーソート郡ザ・メーパー区の通関窓口前の貨物車駐車場で、通関業者が駐車していたブロンズゴールドのトヨタ・ピックアップ(ナンバーBT-6256タック)から煙が上がった。
駐車場に停まっていた唯一の車で、車内から真っ赤な炎が吹き出し始め、あっという間に全体に燃え広がった。黒煙が高く舞い上がり、遠くからも見えた。
ペットボトルと発火のメカニズム
事故の原因は車内に残されたペットボトルだ。炎天下での密閉された車内は50〜70度に達することがある。ペットボトルの水は液体レンズとして太陽光を集め、1点に焦点を当てることで可燃物(シートなど)に着火することがある。
このメカニズムは「虫眼鏡効果」と呼ばれ、過去にも同様の火災事例が世界中で報告されている。タイの消防署や保険会社は「ペットボトルを車内に放置しない」よう呼びかけているが、今回は被害が現実になった。
オーナーの怪我と救助
車のオーナーであるジャックポン氏(50歳)は炎を見て自力で消火しようとしたが、全身に火傷を負ってしまった。近くにいた住民も水を集めて消火を試みたが、制御できなかった。その後、消防車2台が到着して鎮火。被害は車の全焼のみに抑えられた。ジャックポン氏は病院に搬送され、安全が確認された。
タイの猛暑と車内の危険性
4月のタイは最高気温が40度を超える日が続く。炎天下の密閉車内の温度は外気の倍近くになることもあり、放置された食品・飲料・化粧品・薬など様々なものが影響を受ける。
ライターやカセットガスを放置した場合の爆発、チャイルドシートに座った子どもや犬が熱中症で死亡するケースは毎年発生する。ペットボトル起因の火災は頻度は低いが発生しており、今回の事例は広く注意喚起として拡散された。