タイ気象局は2026年4月14日、北部を中心に最高気温が42度に達する猛暑が続くとの予報を発表した。バンコクとその周辺も最高41度の見込みで、屋外活動を極力控えるよう呼びかけた。同時に4月16〜20日にかけては「夏の嵐」として知られる雷雨・強風・雹(ひょう)の発生を予告した。
4月14日の予報詳細
北部タイ一帯は熱低気圧に覆われ、日中は霞がかかるほどの酷暑が続く。北部の一部では42度を超す可能性があり、チェンマイ・ランパン・ピサヌロークなどが特に高温が予想された。
バンコクとその周辺(首都圏)は南風の影響で局地的な雷雨も発生し得るが、最高気温は41度前後と予測された。東部(チョンブリー・ラヨーン周辺)でも雷を伴う雨が降る可能性がある。南部はアンダマン海から西風が吹き込み、日中は暑く一部で雷雨がある。
ソンクラーン後半との重なり
4月14日はソンクラーン最終日にあたる。水かけ祭りで体力を消耗した直後の42度という気温は、熱中症のリスクを高める。気象局は「長時間の屋外活動や激しいスポーツを避け、こまめな水分補給を」と呼びかけた。特にソンクラーン会場では大勢の人が密集するため、気温・湿度が体感温度をさらに押し上げる。
4月16〜20日の「夏の嵐」
タイの「夏の嵐(พายุฤดูร้อน)」は毎年4〜5月に発生する強雷雨で、落雷・竜巻・ひょうを伴うことがある。2026年は4月16日から東北部を皮切りに、東部・中部・北部の順に発生する見通しだ。
主な原因は、中国方面からの高気圧が南下し、タイ上空の高温多湿な空気と衝突して対流が一気に発達することだ。ひょうはビニールハウス農業や車のボンネットに打撃を与えることがある。強風で看板・足場が倒壊するケースも報告されており、屋外での作業中や運転中は天候の急変に注意が必要だ。
熱中症と「夏の嵐」の両方に備える
42度の猛暑の後に荒天という組み合わせは、今週後半のタイを象徴する気象パターンだ。熱中症の症状が出たら直ちに日陰に移動し、冷水で体を冷やして医療機関を受診する。一方、急な雷雨に備えて傘・カッパの準備と、雷が鳴り始めたら木の下や低い場所への移動を避けることが重要だ。