タイ気象局は10日、北部から中部にかけて猛暑が続き、一部地域では気温が40度を超えるとの予報を発表した。低気圧の影響で日中は霞がかかりやすく、南風と南西風が弱く吹くため、各地で約30%の確率で雷雨が発生し、突風を伴う恐れもあるとしている。
気象局は国民に対し、長時間の屋外作業や炎天下での活動を控えるよう呼びかけた。特に農作業や建設現場など、日陰のない環境での作業には熱中症のリスクが高まるため、こまめな水分補給と休憩が不可欠である。突然の雷雨にも備え、落雷や強風による被害に注意が必要だ。
南部ではアンダマン海側を中心に局地的な大雨が予想されている。西風がアンダマン海からタイ南部、タイ湾北部にかけて吹き込み、南東風がタイ湾南部を覆うことで、雷雨と突風が発生しやすい気象条件となっている。沿岸部の住民や船舶関係者には特段の注意が求められる。
大気汚染の面でも深刻な状況が続いている。北部、東北部、中部北側では、山火事によるホットスポットの増加に伴い、PM2.5やスモッグが基準値を超える水準で滞留している。大気の拡散能力を上回る量の煙が発生しているためで、チェンマイの山火事が前日比4倍に急増、ソンクラーン前の沈静化なるかでも報じたとおり、火災件数は増加傾向にある。気象局は外出時のN95マスク着用を推奨している。
ソンクラーン連休を前に、移動や行楽を計画している人にとっては厳しい気象条件が重なる形だ。PM2.5が片頭痛を重症化させるとの研究成果も公表されており、特に北部への旅行者は健康管理に万全を期したい。
