タイで組み立て生産されるEVハッチバック「MG4」の2026年モデル(マイナーチェンジ)が、4月11日から新価格に改定される。エントリーグレードのD Standardは2万バーツ引き上げの59万9900バーツ、上位グレードのX Long Rangeは1万バーツ引き上げの70万9900バーツとなった。
D Standardはこれまでキャンペーン価格57万9900バーツで販売されていたが、今回の改定で59万9900バーツに上昇した。それでも定価66万9900バーツからは7万バーツ安い水準を維持している。一方、X Long Rangeは69万9900バーツから70万9900バーツへの小幅な引き上げにとどまった。
MG4はタイ国内で組み立てられる100%電気自動車で、コンパクトなハッチバックボディに実用的な航続距離を備える。60万バーツを切る価格帯のEVとして、タイ市場でエントリー層の需要を取り込んできたモデルである。
今回の値上げは、MG S5 EVの3万バーツ値上げに続くもので、MGブランド全体で価格改定が進んでいる。中東情勢の悪化に伴うエネルギーコストの上昇や、原材料費の高騰が背景にあるとみられる。
タイのEV市場は中国メーカーの参入が相次ぎ、価格競争が激化している。値上げ幅は1万〜2万バーツと限定的だが、他社が据え置きや値下げで攻勢をかけるなか、MGがどこまでシェアを維持できるかが注目される。