ソンクラーンの本番を目前に控えたチェンマイで、市長自らがお堀(クーメアン)の水質調査に乗り出した。検査チームが現地で採取したサンプルを分析した結果、水質は公衆衛生基準を満たしており、水かけ遊びに使用しても安全であると正式に発表された。
チェンマイのお堀は旧市街を四方に囲む全長約6キロメートルの水路で、毎年ソンクラーンの時期には地元住民や観光客が水をくみ上げて盛大に水かけ合戦を繰り広げる。水質への不安がSNSで定期的に話題になることから、市が先手を打って公式見解を示した格好である。
検査では細菌数や濁度など複数の項目が測定され、いずれも基準値内に収まった。市側は「安心して水かけを楽しんでほしい」と呼びかけ、観光客にも積極的な参加を促している。
チェンマイはソンクラーン「危険な7日間」の期間中、国内有数の水かけスポットとして毎年数十万人の来訪者を集める。ターペー門周辺やナイトバザール沿いの道路は終日通行止めとなり、街全体が巨大な水かけ会場と化す。
今年は燃料高でソンクラーンの自宅待機派が増加との世論調査結果も出ているが、チェンマイ市は水の安全性を保証することで現地を訪れる人々の不安を払拭し、例年どおりの盛り上がりにつなげたい考えである。