タイ西部カンチャナブリー県で9日、軍・警察・国境警備隊の合同部隊が密輸たばこの大量押収に成功した。押収品の総額は約6千万バーツ(約2億5千万円)に上り、容疑者2人がその場で拘束された。
同県を管轄するスラシー部隊の司令官ナッタポン・アサウィンウォン陸軍少将と、ワリッター・サグアンセームシー同県知事が共同で発表した。情報提供者から「国境地帯から内陸部へ大量の脱税品が運び込まれている」との通報を受け、トーンパープーム郡内のリスクの高い地点に検問所を設置したという。
9日午後3時ごろ、三叉路の合同検問所で走行中のピックアップトラックを停車させたところ、荷台から大量の密輸たばこが発見された。陸軍第29歩兵連隊や国境警備警察第135中隊、トーンパープーム郡の行政当局が連携して摘発にあたった。
カンチャナブリー県はミャンマーとの国境を接しており、以前から密輸ルートとして知られている。燃料価格の高騰や経済情勢の悪化を背景に、脱税品の密輸が活発化している可能性が指摘されている。先日もハートヤイで電子たばこの流通拠点が摘発されるなど、たばこ関連の取り締まりが全国で強化されている。
当局は押収品の詳細な検証を進めるとともに、2人の容疑者を関連法令に基づいて送検する方針である。国境沿いの監視体制をさらに強化し、密輸ルートの根絶を目指すとしている。