消費者保護警察(ปคบ.)が9日、ソンクラー県ハートヤイ郡クローンヘー地区にある民間物流会社の配送拠点を捜索し、違法な電子たばこ関連製品50箱以上、総額150万バーツ(約650万円)相当を押収した。
捜査の結果、この組織はオンライン販売を通じて全国に電子たばこを密売していたことが判明した。タイ南部を集荷拠点とし、商品を段ボールに梱包したうえで一般的な荷物を装い、民間の宅配便を利用して顧客へ発送する手口を取っていた。検問や検査を巧みにすり抜けるため、計画的かつ組織的に運営されていたという。
押収された物品の内訳は、使い捨て型電子たばこ1887個、電子たばこ用リキッド939個のほか、充電器やアトマイザーなどの関連機器が大量に含まれていた。いずれもタイ国内では輸入・販売が全面的に禁止されている製品である。
タイでは2014年の商務省令により電子たばこの輸入が禁止されており、所持や販売にも厳しい罰則が科される。それにもかかわらずオンライン市場を中心に流通が後を絶たず、当局は取り締まりを強化している。先日も「ゾンビポット」と呼ばれる電子たばこの密売組織が摘発されたばかりであり、電子たばこを巡る違法ビジネスの根深さが改めて浮き彫りとなった。
警察は押収品の流通経路をさらに追跡し、上流の供給元や関連する販売ネットワークの全容解明を進める方針である。