バンコク都庁と首都圏警察が9日、ソンクラーン期間中の安全対策について合同記者会見を開いた。会見はディンデーン区の都庁庁舎1階にあるBMAコマンドセンターで行われ、チャチャート都知事とサヤーム首都圏警察長官が出席した。
今年の目玉は、人工知能を搭載した監視カメラの本格運用である。BMAコマンドセンターを司令塔とし、市内各所に設置されたCCTVの映像をAIがリアルタイムで解析する。不審な行動や混雑状況を自動検知し、現場の警察官に即座に情報を伝達する仕組みだ。
チャチャート知事によると、都庁は国家警察庁、とりわけ中央捜査局と首都圏警察局と連携し、テクノロジーを活用した安全確保体制を構築した。従来の人海戦術に加え、AIによる映像監視を組み合わせることで、タイ人・外国人を問わず祭りを楽しむすべての人の安全を守る狙いがある。
監視体制は4月10日から16日まで24時間途切れなく運用される。コマンドセンターでは複数のモニターに市内の主要エリアの映像が映し出され、異常を検知した場合は直ちに警察・救急が出動できる態勢を敷く。
今年のソンクラーンは370万人の旅客が見込まれ、例年以上の人出が予想される。警察は露出や痴漢行為への厳罰方針もすでに打ち出しており、AI監視カメラの導入は安全なソンクラーンの実現に向けた新たな一手となる。