タイ国営バス公社(บขส.)は4月10日、ソンクラーン連休の帰省ラッシュが本日ピークを迎えるとの見通しを発表した。利用者数は1日あたり約18万人に達すると見込まれている。
同公社はピーク需要に備え、通常便に加えて1,200台の増便車両を投入する方針を明らかにした。地方各県への長距離路線を中心に配車を強化し、「乗り残しゼロ」を目標に掲げている。バスターミナルでは早朝から利用客が列をなし、窓口には長蛇の待ち行列ができている状況である。
あわせて同公社は、チケット購入時の詐欺被害に注意するよう呼びかけた。正規の窓口やオンライン販売以外で声をかけてくる人物から切符を購入しないよう求めている。過去のソンクラーン期間には、偽チケットの販売や高額転売といった被害が報告されており、とくに初めてバスを利用する帰省客が狙われやすいという。
今年のソンクラーンは高速道路の無料開放や60歳以上のMRT無料乗車など、各交通機関が帰省支援策を打ち出している。一方で燃料価格の高騰を受け、世論調査では「自宅待機」が最多となるなど、例年とは異なる帰省模様も浮かび上がっている。
バス公社は連休期間中、主要ターミナルの窓口営業時間を延長するほか、職員を増員して混雑緩和に努めるとしている。帰省を予定している利用者は、早めのチケット確保と正規販売チャネルの利用が推奨される。