チャチューンサオ県の徴兵検査会場で、明らかに太りすぎの青年が注目を集めた。BMI基準を超えていたため不合格となり帰宅を許されたが、その体型は3か月かけて「作り上げた」ものだった。
会場にいた兵士がTikTokに投稿した動画が拡散している。兵士が「他の人は痩せようとするのに、この子は増やす方を選んだ」とコメントを付けた動画には、満面の笑みを浮かべる青年が映っている。
青年は自ら秘訣を語った。タピオカミルクティーを毎日2杯、3か月間飲み続けて30kgの増量に成功したという。BMIの基準値を超えたことで検査不合格となり、兵役を免れた。「終わったらダイエットを始める。絶対に痩せられる」と自信を見せた。
タイの徴兵制度では21歳の男性が検査を受け、くじで赤札を引くと2年間の兵役が課される。しかし身体検査でBMIが基準を超えていれば、くじを引く前に不合格として帰される。この「抜け道」を利用して、意図的に太る若者が毎年一定数いる。
先に報じた大量のお守りを首からぶら下げて会場に現れた青年は運に頼ったが、こちらの青年はタピオカミルクティーという確実な手段を選んだ。タイの徴兵くじシーズンは、毎年こうしたユニークな「兵役回避戦略」が話題になる独特の風物詩である。




