サムットソンクラーム県で「偽ココナッツウォーター」を製造していた工場2か所が摘発された。県知事が緊急会議を招集し、捜査と処分を指示した。
当局が立ち入り検査を行ったところ、2つの工場のいずれもGMP(適正製造基準)を満たしていなかった。食品法および健康被害を及ぼす事業の許可に関する法律に違反しているとして、刑事手続きに入っている。
工場では水に香料や添加物を混ぜてココナッツウォーターの味と香りを再現し、本物として出荷していた。医科学局に検体を送り、重金属や危険な化学物質の混入がないか分析を進めている。結果次第では最も重い処分が科される見通しである。
サムットソンクラーム県はタイ有数のココナッツ産地で、ココナッツウォーターやココナッツミルクの加工業者が集中している。本物の産地の真ん中で偽物が製造されていたことになる。
タイのコンビニやスーパーで売られるパック入りココナッツウォーターは、在タイ日本人にも日常的な飲み物として定着している。市場に出回った偽物がどこまで流通したかはまだ分かっていない。県知事は「安全でないと判明した場合、即座に最も厳しい措置をとる」と述べた。
猛暑のタイで冷たいココナッツウォーターは欠かせないが、今は飲む前に少し考えたほうがいいかもしれない。




