在イスラエルのタイ大使館が最高レベルの警戒警報を発令した。イランとイスラエルの軍事衝突が激化する中、在留タイ人の安全確保に動いている。
中東の緊張は日を追って高まっている。イスラエルがイランの主要ガス施設を攻撃したとの報道に続き、イラン側も報復を宣言。サウジアラビアの石油化学施設にもミサイルが着弾したとされ、紛争は当事者2国を超えて拡大の様相を呈している。
イスラエルにはタイ人労働者が数万人規模で滞在している。農業分野を中心に働いており、2023年のハマス攻撃の際にも多数のタイ人が人質や犠牲となった。今回の警報は、紛争がさらにエスカレートした場合に備えた措置である。
大使館は在留タイ人に対し、安全な場所にとどまること、大使館からの連絡に即座に対応できる態勢を維持することを求めている。渡航の自粛や退避の検討も示唆されているとみられる。
タイの燃料危機はこの中東情勢が原因である。ディーゼルが50バーツを突破し、石油5,700万リットルが海上で消失する事態にまで発展した。中東の戦火は遠い地域の話ではなく、タイの日常生活を直撃している。そしてイスラエルで働くタイ人の命も危険にさらされている。
