DSI(特別捜査局)が4月7日正午過ぎに記者会見を開き、海上で消失した石油5,700万リットルの捜査進展を明らかにした。不審な洋上石油移送の航海数が当初の96回から99回に増えたことが判明している。
DSIの消費者保護部門長で報道官を兼務するワラナン氏によると、捜査チームはエネルギー事業局と物品税局の職員と合同で会議を実施。石油が貯蔵施設を出る際の輸送票と源泉の物品税納付記録を突き合わせ、目的地に到着した石油の量との差分を洗い出す作業を進めている。
焦点はスラタニー県沖での船から船への石油移送である。2026年3月の1か月間だけで99航海が確認され、一部の船舶は通常よりも不自然に長い航行時間を記録していた。航行時間が長いということは、途中で別の場所に石油を降ろしている可能性を示す。
DSIは全航海の石油量をディーゼルとガソリンに分けて集計し、出荷量と着荷量の差額を特定する方針である。数字が合わなければ、その分が「消失」したことの証拠となる。
ソンクラー国境の地下タンクから10万Lの闇石油が発見され、海軍が燃料密輸の海上封鎖に艦隊を投入するなど、燃料不正の全容解明に向けた包囲網が狭まっている。99航海分の石油の行き先が明らかになれば、燃料危機の「人災」としての側面がさらにはっきりするだろう。




