公害管理局が4月1日の大気汚染データを発表し、北部・東北部を中心に31県でPM2.5が環境基準を超過した。最悪はメーホンソン県パーイ郡で、濃度は「危険」レベルの赤色表示だ。
チェンマイ、チェンライ、ランパーン、ランプーン、メーホンソン、プレー、ナーン、パヤオの北部8県が軒並み基準超えだ。チェンマイは盆地の逆転層で「蓋をされた街」状態となり、AQIは205(深刻)を記録している。
東北部にも汚染が拡大し、コンケン、ウドンターニー、ナコンラーチャシーマーなどでも基準値を超えた。
メーホンソン県パーイ郡は山に囲まれた小さな盆地で、チェンマイ以上に空気が滞留しやすい地形だ。周辺の森林火災の煙が盆地に閉じ込められ、逃げ場がない。バックパッカーに人気の観光地だが、この時期の渡航は健康上のリスクが高い。
首相は知事に災害宣言の裁量権を付与し、内務省事務次官を現地に派遣して対応を急いでいる。だが90万ライの焼失面積に対して消火資源は圧倒的に不足しており、4月中旬の雨季入りまで根本的な改善は見込めない。
外出時のN95マスク着用と、屋内での空気清浄機の使用が強く推奨される。


