中国系自動車メーカーOMODA & JAECOOがタイ製造の100%電気自動車「JAECOO 5 EV MAX+」を57万9,000バーツ(約250万円)で発売した。燃料危機でガソリン価格がリッター40バーツを超えるなか、格安EVへの関心が高まっている。
JAECOO 5 EV MAX+はタイ国内で組み立てられたモデルだ。車体の保証は8年または走行距離20万キロ。さらにモーターと高電圧バッテリーには生涯保証が付く。EVの最大の不安材料であるバッテリーの劣化リスクを、メーカーが丸ごと引き受ける形だ。
57万9,000バーツという価格は、タイで販売される100%EVとしては最安クラスに位置する。BYD ATTO 1の40万バーツ台に次ぐ価格帯で、SUVタイプとしては破格だ。バンコク・モーターショー2026ではEV展示が過去最大規模となっており、中国メーカーの攻勢が目立つ。
タイ政府はBOI(投資委員会)の優遇策でEV生産を積極的に誘致しており、JAECOOもその恩恵を受けてタイ国内製造を実現した。国内製造であることはBOIの補助金やEV購入補助の対象となる可能性があり、実質的な購入コストはさらに下がる場合がある。
燃料危機が続くなか、ガソリン代ゼロのEVは経済的なメリットが大きい。ただしタイの充電インフラはまだ発展途上であり、地方での充電スポットは限られている。購入前に自宅や勤務先周辺の充電環境を確認しておくことが重要だ。
