タイ観光庁(TAT)のタパニー総裁が、ソンクラン連休(4月11〜15日)の観光消費額を3兆バーツ超と見込んでいることを明らかにした。前年比6%増で、燃料危機にもかかわらずタイ人・外国人ともに旅行意欲は堅調だという。
タパニー総裁は「エネルギー危機がなければ、旅行者数も消費額ももっと伸びるはずだった」と述べ、燃料高が観光産業のブレーキになっていることを認めた。しかし「ソンクラン自体の求心力は健在で、タイ人の帰省需要と外国人観光客の関心は依然として高い」との認識を示した。
ソンクランはタイ正月にあたる祝日で、バンコクやチェンマイでの水かけ祭りが世界的に知られている。帰省ラッシュによる大規模な人の移動に加え、外国人観光客にとっても年間最大級のイベントだ。
ただし今年のソンクランは例年と異なるリスクがある。バンコクエアウェイズが15〜20%の運賃値上げを実施し、ガソリン価格はリッター41バーツ超、ディーゼルも39バーツ近い。マイカーでの帰省コストは確実に上がっている。4月1日からの交通違反厳格取り締まり開始もあり、飲酒運転やヘルメット未着用への罰則が強化される。
在タイの日本人や旅行者にとっては、ソンクラン期間中の航空券や宿泊の早めの確保が重要だ。燃料高による値上げが各所に波及するなか、旅行コストは例年より膨らむ可能性がある。