タイ観光庁(TAT)のタパニー・キアティパイブール総裁は3月28日、ソンクラン期間(4月11〜15日)の観光消費額を3万350億バーツ(前年比+6%)と予測した。外国人観光客は約50万人(+4%)が訪れ、81億バーツの外貨収入を生むと見込んでいる。
燃料危機がなければもっと伸びた
タパニー総裁は「エネルギー危機がなければ旅行者数も消費額もさらに伸びていたはず」と率直に認めた。燃料高による移動コストの上昇は国内旅行の行動範囲を狭め、特に車での長距離帰省や旅行を抑制している。
それでも「ソンクランの求心力は依然として強く、国内外の需要は底堅い」との見方を示した。バンコクやチェンマイでの水かけ祭りは世界的に知られており、外国人の間での人気は今年も変わらないという。
2026年ソンクラン:「マハー・ソンクラン世界水祭り」
TATは2026年のソンクランを「マハー・ソンクラン世界水祭り2026(เย็นทั่วหล้า)」として大々的に宣伝している。外国人が参加しやすいプログラムをシーロム・バンコクエリア、チェンマイのタペー通りを中心に展開する計画だ。
ただし燃料高のダブルパンチも待っている。ガソホール95は41バーツ超、ディーゼルは39バーツ近く。バンコクエアウェイズなど航空会社が15〜20%の運賃値上げを実施しており、国内線の往復が8,000バーツを超えるケースも出ている。
タイのソンクランとは
タイ正月であるソンクランは4月13〜15日(法定休日)に当たる。カレンダー上の休みは13〜17日に設定されており、多くの企業が連休にする。水かけは「厄払いと祝福」を意味し、路上に出れば見知らぬ人から水をかけられる。目抜き通りや繁華街では「水かけ禁止ゾーン」と「水かけOKゾーン」が分けられていることもある。


