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タイ石油基金がディーゼル補助を16.67バーツ/Lに増額、一方でガソホール91・95の補助は打ち切り

石油基金がディーゼル補助を16.67バーツ/Lに増額する一方、ガソホール91・95の補助は打ち切り。限られた財源をディーゼルに集中させる方針転換。

タイのエネルギー基金管理委員会(กบน.)がディーゼル燃料への補助金を1リットルあたり16.02バーツから16.67バーツに引き上げた。一方で、ガソホール91とガソホール95への補助は終了する。石油基金の構造が大きく変わる。

ディーゼルの補助増額は0.65バーツと小幅だが、ディーゼルがタイの物流と農業の生命線であることを考えれば、政府がディーゼル価格の安定を最優先にしている姿勢の表れだ。現在のディーゼル小売価格38.94バーツに対し、石油基金が16.67バーツもの補助を出している計算になる。つまり基金がなければディーゼルは55バーツ超になる。

注目すべきはガソホール91と95の補助打ち切りだ。石油基金の財源が逼迫するなか、限られた資金をディーゼルに集中させる判断だ。ガソホールは主に乗用車ユーザーが使用する燃料であり、物流や農業に使うディーゼルと比べて「生活必需度」が低いとの判断が背景にある。

この政策変更により、ガソホール91・95の価格はさらに上昇する可能性がある。現在でもガソホール95は41.05バーツと高水準だが、補助が外れれば追加の値上げが避けられない。乗用車ユーザーの負担増は確実だ。

アヌティン首相が「さらに値上がりする可能性がある」と述べた通り、石油基金の構造変更は燃料価格の上昇局面が終わっていないことを示している。在タイの日本人にとっても、ガソリン代の上昇は生活費に直結する問題だ。