タイの大気汚染対策情報センターが3月28日午前7時の報告で、全国37県でPM2.5が基準値を超過していると発表した。特に北部は全域が「危機的」水準で、視界が極端に悪化している。同日には気温41度の猛暑警報も出ており、住民は猛暑と大気汚染の二重苦に見舞われている。
基準を超過している37県には、北部のチェンライ、チェンマイ、ナーン、メーホンソン、パヤオ、ラムプーン、ランパーン、プレー、ウッタラディットなどが含まれる。中部のピサヌローク、タック、カムペーンペット、ナコンサワン、東北部のブンカーン、サコンナコン、ノンカーイなども基準を超えた。さらにサムットソンクラームなど沿岸部の県にも汚染が広がっている。
今後7日間の予測でも状況は改善しない見通しだ。乾季特有の大気の安定と、北部の山火事による煙が重なり、PM2.5が高水準で推移し続ける。
北部では毎年2月から4月にかけて山焼きや農地の野焼きが原因で深刻な大気汚染が発生する。今年は燃料危機による経済的な打撃に加え、PM2.5による健康被害が住民の暮らしを圧迫している。チェンマイでは国際的な大気汚染ランキングで常に上位に入る状態が続いている。
在タイの日本人、特に北部に住む人や旅行予定のある人は、N95マスクの着用と屋内での活動を心がけたい。空気清浄機の使用も推奨される。