タイの学者が、世界的な産業規制の強化がタイの輸出(2,300億ドル規模)に圧力をかけていると警告した。
EUの国境炭素調整メカニズム(CBAM)、米国の関税政策(301条)、各国のESG(環境・社会・ガバナンス)規制など、貿易の「非関税障壁」が急速に増えている。
タイの輸出品の多くは農産物・食品加工・自動車部品だ。これらの産業がCO2排出量の報告義務やサプライチェーンの人権デューデリジェンスを求められるようになれば、コンプライアンスコストが大幅に上がる。
中東紛争による原油高が製造・物流コストを押し上げている中、新たな規制対応コストが加わればタイの輸出競争力は一段と低下する。
学者は「規制の波は止まらない。早期に対応した企業が生き残る」と述べ、政府と産業界の連携を求めた。