Thailog

タイの最新ニュースを日本語で

罠で足を失った野生バイソンの子「ノンヌアンホーム」に義足装着、リハビリ施設へ移送

密猟者の罠で足を負傷した野生バイソンの子「ノンヌアンホーム」が義足を装着し、ナコンナーヨックの野生動物センターへ移送。長期リハビリが始まる。

タイの野生動物保護局が、密猟者の罠で足を負傷した野生バイソンの子「ノンヌアンホーム」をナコンナーヨック県の野生動物救助センターに移送した。義足を装着した状態での長期リハビリが始まる。

ノンヌアンホームが発見されたのは2025年12月2日だった。パトロール中の保護官が、ワイヤー製の罠にかかって足を負傷した子どものバイソンを発見。ただちに救出し、ナコンラーチャシーマー県パークチョンの獣医クリニックに搬送した。治療の結果、損傷した足には義足が装着された。

野生動物保護局のスキー・ブンサーン局長によると、3月27日にノンヌアンホームはパークチョンの病院からナコンナーヨック県の野生動物救助センター1号に無事移送された。今後はこのセンターで義足を使った歩行訓練や体力の回復など、長期的なリハビリプログラムが実施される。

タイのバイソン(ガウル)はタイ最大の陸上哺乳類の一つで、体重は成体で約1トンに達する。カオヤイ国立公園やクイブリ国立公園などに生息するが、密猟者が仕掛けるワイヤー罠による被害が後を絶たない。罠は安価で大量に設置でき、無差別に動物を傷つける。

ノンヌアンホームの救出と義足装着は、タイの野生動物保護の取り組みを象徴するエピソードだ。SNSでも多くの人がリハビリの経過を見守っている。義足で歩けるようになるまでの道のりは長いが、小さなバイソンの生命力に期待が寄せられている。