タイで仕入れたインドホシガメ70匹を、内ももにテープで貼り付けて台湾へ持ち込もうとしたとして、37歳の台湾人の男が摘発された。男は台湾・高雄国際空港の税関で見つかり、保護種の野生動物を違法に持ち込んだ罪に問われている。タイが、こうした希少動物の密輸の供給元になっている実態が、改めて浮き彫りになった。
内ももにテープで70匹を密輸
台湾メディアによると、チェンという姓の男(37)は、タイでインドホシガメを1匹あたり約800バーツで購入した。これを体に隠して台湾へ運ぼうとしたが、その手口は、生きたカメ70匹を自身の内ももにテープで貼り付けるというものだった。
仕入れ値が台湾で数十倍に
インドホシガメは、台湾では1匹あたり2万5,000〜5万台湾ドル(約2万6,000〜5万2,000バーツ)で取引されるとされる。タイでの仕入れ値の数十倍にあたり、密輸が大きな利益を生む構図がうかがえる。
保護種の違法持ち込みで立件
男は高雄国際空港の税関検査でカメを発見され、台湾の野生動物保護法に基づき、保護された生きた動物を違法に持ち込んだ罪に問われた。取り調べに対し、容疑を認めているという。押収されたカメは税関に保護された。
インドホシガメは、ワシントン条約(CITES)で国際取引が規制される保護種だ。タイは野生動物の宝庫である一方、密輸の中継地・供給地としても問題視されてきた。体に隠して運ぶ手口は摘発が難しく、当局の警戒が続いている。