タイ中部アユタヤ県で、人違いによる銃撃事件が起き、巻き添えになった10代の若者2人が負傷した。警察は、寺の僧侶1人を含む3人を逮捕したと発表した。戒律で殺生を戒められる立場の僧侶が銃撃事件に関わっていたとされる点でも、注目を集めている。
警察によると、事件が起きたのは6月26日午後10時ごろ。アユタヤ県ラットブアルアン郡ラックチャイ地区の、国道340号(バンコク・スパンブリー道路)のUターン路付近だった。何者かが発砲し、近くにいた10代の若者2人が撃たれて負傷した。
警察の調べでは、撃たれた2人は本来の標的ではなく、人違いで巻き添えになったとみられている。事件後、警察は寺の僧侶1人を含む3人の容疑者を逮捕した。
仏教徒が多くを占めるタイで、僧侶が銃撃事件の容疑者として逮捕されるのは異例で、社会に驚きを与えている。タイでは僧侶の不祥事が報じられるたびに、寺院への信頼が問われる事態となってきた。
警察は、3人それぞれの役割や発砲に至った経緯、本来の標的が誰だったのかなど、詳しい背景を調べている。事件の全容解明が待たれる。


