タイ東北部ブリラム県で、メコン川を越えてタイに不法入国した中国人を運んでいたとして、タイ人2人と中国人6人が逮捕された。中央捜査局(CIB)と高速道路警察が6月26日、幹線道路の交差点で車両を摘発した。外国人労働者の密入国を斡旋する組織的なネットワークの一端とみられ、警察は背後関係を調べている。
幹線道路の検問で8人を逮捕
逮捕されたのは、タイ人の運転手2人(51歳と46歳)と中国人6人。現場は、ブリラム県ナンロン郡の国道24号、ワット・クンコン交差点付近(123〜124キロ地点)で、6月26日に摘発された。
メコン川をボートで渡りランシットへ
警察の調べによると、中国人6人はメコン川をロングテールボートで渡り、ウボンラチャタニ県側からタイに不法入国していた。その後、灰色と白の2台のトヨタのセダンに分乗し、パトゥムタニ県のランシット方面へ運ばれる途中だったという。
1回8000バーツ、7〜8回繰り返したか
運転を担当したタイ人2人は、1回の輸送につき8,000バーツ(約3万9,000円)を受け取っていたとされ、これまでに7〜8回、同様の運搬を繰り返したと認めているという。
タイ人2人は不法入国者をかくまい手助けした疑い、中国人6人は不法入国や不法滞在、在留期限切れなどの疑いが持たれている。警察は、外国人労働者を密入国させる組織的なネットワークの解体を進めているとしており、今回の摘発もその一環だ。タイでは近年、メコン川を経由した国境の密輸・密入国の摘発が相次いでいる。


