タイ東部チョンブリ県のバンセン沖で、13頭を超えるカツオクジラ(ニタリクジラ)が確認され、ドローンで撮影された映像がSNSで話題になっている。バンコクから日帰りで行ける人気のビーチ近くに大型のクジラが群れる様子は、タイ湾の豊かな海の生態系を物語る光景として、観光客の関心も集めている。
ドローンが捉えたクジラの群れ
話題のきっかけは、フェイスブックの利用者エクサック・スームスリさんが公開したドローン映像だ。カオサムムックやバンセン・ビーチの沖合で、複数のカツオクジラが餌を食べたり泳いだりする姿が収められていた。映像は、観光船「プローイパイリン・ネイビー2」から飛ばしたドローンで、プラピヤ・チューさんが撮影したという。
ホエールウォッチングを手がける「キャプテン・カオ」
エクサックさんは、海難救助のボランティアで「キャプテン・カオ」の愛称で知られる人物だ。観光船のオーナーでもあり、カオサムムック周辺でホエールウォッチングのツアーを手がけている。今年の調査では13頭のカツオクジラが確認され、昨年より増えているという。
タイ湾の豊かさを示す光景
カツオクジラは、タイ湾に生息する大型のクジラで、プランクトンや小魚を食べる。近年、上タイ湾ではクジラの目撃が相次いでおり、海の環境が保たれている証だと受け止められている。
バンセンはバンコクから車で1〜2時間ほどの距離にあり、週末の海水浴やシーフードで人気のエリア。クジラに会えるかもしれないという新たな魅力が加わり、エコツーリズムの広がりにも期待が高まりそうだ。観察の際は、クジラに近づきすぎず静かに見守ることが、その暮らしを守ることにつながる。

