タイ・チョンブリ県パタヤのジョムティエン・ビーチ地区のコンビニで2026年5月24日、外国人観光客の若い男女カップル(英国人の可能性)がエナジードリンク2本を未払いで持ち出そうとしたとして店員に止められ、その後タイ人男性複数に取り押さえられて暴行を受ける事案が起きた。カップルは万引きを否定して激しい口論となり、最終的にバイクと靴をその場に残して徒歩で逃走した。動画がタイのSNSで急速に拡散し、現場での市民介入の是非をめぐる議論が広がっている。
店員と地元男性たちが取り押さえる
カップルはエナジードリンク2本を持って店を出ようとしたところで、店員に「未払いだ」と止められた。罰金の支払いを求められたところで激高し、口論になった。店員に加えて店内外にいた複数のタイ人男性が観光客を取り押さえようとしたが、カップルは止めていたバイクを置いたまま、靴まで残して走って逃げた。動画には、タイ人男性が観光客を組み伏せる場面、観光客が必死に振りほどく場面、最後に裸足で逃げる姿が記録されている。
警察は「物理介入ではなく通報を」
地元警察は、市民が物理的に犯罪者を取り押さえることは危険だとして、トラブルを目撃した場合はまず警察に通報するよう求めた。現時点で店側からの被害届は出ておらず、観光客側からの暴行被害の届け出もない。観光客が逃走しているため身元の特定が課題で、残されたレンタルバイクの登録情報などから追跡が進められる見通し。
ジョムティエンで時々起きる外国人と店員のトラブル
ジョムティエンはパタヤ中心部の南側にあるビーチエリアで、欧米人の長期滞在者や旅行者が集まる。外国人観光客と地元の店員のあいだのトラブルは時々起きるが、複数のタイ人男性が観光客を取り押さえる場面が動画で拡散されるケースは比較的珍しい。タイのコンビニでは未払いに対して罰金支払いを求められることがあり、その金額や対応をめぐって観光客との口論に発展する例も時々報じられている。今回の動画はタイ国内のSNSで拡散され、市民が現場で介入してよいのかをめぐる議論が分かれている。


